素人寄席天満天神の会

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【第12回鴻池新田会所寄席(第27回定期発表会)】


2022年11月3日(祝・木)秋晴れの下、第12回目の鴻池新田会所寄席を開催しました。

観客数は54名、会員20名で大盛況のうち終る事ができました。
耐震工事のため、会所での定期発表会は、今回で一旦終了となります。

そのため、3部制で9席と致しました。
9席の内、女性が6名となり、女性パワーがあふれた発表会だったと思います。
酔千会長も最後の会所寄席で大トリを務められ、
最後に観客の皆様にご挨拶が出来たので喜んでおられました。

今回の報告は、“出演者自身の感想”で纏めました。
また、神山さん、賢之輔さんからも感想をいただきました。



天神亭 つき日 『金明竹』

最後の会所寄席にトップで出演しました、
緊張してしまい事前に考えていた枕も少ししか喋れず本題に入りました。

本題では途中で多少詰まりながらも最後まで何とかやり切りホットしました。
お客さんの笑いに助けられた高座でした。

思い起こせば下座で三味線や当り鐘で参加させてもらったこと、
「鴻池の犬」をかけさせて貰ったこと、控え室で酔千夫人の手作りの美味しい稲荷寿司を頂いたこと等思い出は尽きません。

鴻池会所寄席、お疲れさまでした。
三年後、きっと又会所お借りできる事を信じて三味線の稽古に励みます。

天神亭 岩塩 『天狗裁き』

酔千会長のお知り合いの誘いにより、
鴻池新田会所での落語会を2011年10月30日に第1回目を行いました。
次年度より11月3日文化の日に会所寄席をする事を野田市長に認可されました。

今年で12回目の実施となり、その間35名の会員が87回落語を演じました。
私は、「はてなの茶碗」「井戸の茶碗」「抜け雀」「鴻池の犬」「火焔太鼓」を演じ、
最後の今年は一番好きな演目の「天狗裁き」を演じました。

昨年今年とコロナ禍での開催でしたが、多くの観客の方にお越しいただき喜んでいただけたと思います。
3年後には又開催出来る事を祈っています。ありがとう、さようなら鴻池新田会所。

天神亭 真ん紀 『幸助餅』

最高の秋晴れの下、過去最多の幟が並ぶ前で酔千さんを真ん中に集合写真が撮れて本当によかった!

年一回の会所寄席は、歴史ある建物の力に引き寄せられるように
天満天神の会員の気持ちを一つにそれぞれの役割を果たす特別な落語会でした。

第6回(2016年)の寄席では「鴻池の犬」で高座に上がらせていただき、
また地元ゆかりの出囃子「野崎」を初めて弾いた場所でもあります。

そして何よりも、みんなで座卓を囲んで楽しく過ごした時間が忘れられない思い出になりました。
工事が終わって、また落語会が出来るといいなぁ。

八軒家 一蔵 『千早振る』

会場の準備、お囃子などでお世話になった方々にお礼申し上げます。
「私は、今日、京都から護送されてまいりました」という掴みでくすくすと笑いがうまれました。

その後もテンポよく楽しく語らせてもらいました。
参加者の事前登録、会場内の飲食厳禁、という堅苦しい中でしたが、全体的によく笑っていただいたと思います。
川柳を一つ。「秋風に 幟がなびく 会所寄席」

天神亭 縁花 『鰍沢』

今回で最後とお聞きし、とても寂しく思います。
天満天神会のメンバーが一丸となった一日だったと感じました。
皆さまには本当にお世話になりました。ありがとうございました。楽しく思いで多き一日でした。

紅梅亭 玉美 『鴻池の犬』

今回、鴻池新田会所寄席が最後になると聞いて、会場に来てくれた友達も残念がっていました。
その最後の寄席に「鴻池の犬」で出させてもらい嬉しかったです。

「鴻池の犬」に挑戦するに当たり先輩方から台本や犬の人形作りに協力いただき参加できました。
感謝です。

残念ながら出だしからトチリ、
頭の中はなぜ?なぜ?の堂々巡りでしたが最後まで出来たことは嬉しかったです。
長い噺ですが、何処かで披露できたらいいなと思っています。

天神亭 蝶九 『寝床』

私の気持ちは、「やっとネタおろしが出来た」と言うのが本音です。
「寝床」をお稽古し始めて約一年ですが、なかなか覚えられない難しい演目でした。

もう止めようと思った時もありましたが、なんかこの噺の台詞が、
私の気持ちを代弁してくれている感じがし、やっていて楽しいネタでもありました。

最後まで詰まらず語れた事が嬉しかったです。

噺の中の旦那さんの「気持ち良う語らせて頂きました」と言うセリフの意味が分かった気がしました。
酔千会長の落語を聴きながら、鴻池新田会所寄席で沢山の人々と出会った事や、
別れた事が走馬燈のように頭の中をよぎりました。

「やっぱり落語はいいなあ!」と思った一日でした。

白梅亭 小笑 『世帯念仏』

お一人お一人のご尽力に感謝致します。
「落語は習うより慣れよ」を身を持って実感した一日でした。
実践あるのみですねー!

出前高座にどんどんどんどん出演させていただいて肩の力が抜けた落語を目指します。
早く会員の皆様方と肩を並べたいと思います

天神亭 酔千 『八五郎坊主』

平成23年頃、鴻池新田会所で、落語を楽しめるようにしたいという思いが高まり、
会所事務所・地元同級生らの支援のもと、東大阪市長へ役員(酔千・神山・岩塩・蝶九ら)が陳情に行き、
市長の東大阪市を笑い溢れる街にしたいとのお考えもあって
平成23年10月30日に鴻池新田会所寄席が実現しました。

楽しかった会所寄席の12年間、今回惜しまれながら、その幕を閉じましたが、
私の演目「八五郎坊主」は第2回で演じており10年ぶりとなりました。
みなさんもそれぞれに熱演され、 有終の美を飾ることができました。思い出一杯の会所寄席! 有りがとう!

天神亭 神山 <鴻池新田会所寄席に寄せて>

鴻池新田会所がリニューアル工事の為にひとまず、
この11月3日の発表会でいったん終了となります。

2011年10月30日に始まった鴻池新田会所寄席、
翌年からは11月3日(祝)と日程が決まり12年に渡って
定期発表会の場として使用させていただいたことに非常に感謝しています。

私たち会員もここで出演することを一つの目標にしてきたのではないかと思います。
会を立ち上げて14年、まだまだ経験の浅い会ですが、
その中で鴻池新田会所寄席は、会員のよりどころになっていたのではと思います。

リニューアル後に改めて鴻池新田会所寄席が開催できることを楽しみにしています。

天満家 賢之輔  <鴻池新田会所寄席 の感想>
鴻池新田会所は、落語会にとても良い雰囲気の場所です。
12回も開催出来たことに感謝です。

お茶子は、天神亭小道と天津亭狂女が担当しました。

下座は、天満天神社中が担当しました。
三味線:天神亭真ん紀、紅梅亭玉美、白梅亭小笑
太 鼓:末廣亭文々
当り鐘:八軒家裕次郎
笛  :天満家賢之輔

お手伝いいただいた会員は次の通りです。
天神亭神山、天満家うつぼ、天満家芝楽、天満家は志か、大川亭飄々、天神亭みょう雅


(八軒家裕次郎記)