【第6回鴻池新田会所寄席(第16回定期発表会)】
11月3日(祝)、恒例の鴻池新田会所寄席を開催しました。
今回は、会所の都合により、事前準備が出来ず、当日の舞台設営となりましたが、
さすが6回目ともなると、みんなの段取りもよく、余裕を持って設営が出来ました。
出演予定の倉々さんが、体調不良により急遽出演取り消しとなり、
残念ではありましたがその分、6名の演者が熱演しカバーできました。
お客さんの方はと言うと、去年も来て楽しかったのでと、
リピーターの方がだんだん多くなってきました。
開場前に多くの方が入ってこられて、
入場時間まで待っていただくのにてんやわんやで、総入場者180余名となりました。
お昼は暖かい日差しでしたが、土間でもあり、冷えるのではと今回はホカホカ・カイロを用意し対応したところ、
楽しい落語を無料で見させてくれた上にカイロまでいただけるなんてと、多くの方に喜んで戴きました。
天神亭みょう雅のアナウンスで酔千会長の口上でスタートしました。
出演者と演目
一番手は、今年入会した新人八軒家裕次郎、演目は「池田の猪買」、
お稽古会で何度も練習され、うまく観客を乗せて笑を取っていただきました。
上上の滑り出し、さすが元落研の技量を発揮。
二番手天神亭倉々、体調不良により無念の休演。
続いて、長久手から出演の天満家知波々、愛知支部長(但し支部員1名)として、
長久手界隈を一人で活躍されるだけあって、「天狗裁き」を大きな声と所作で観客を魅了していました。
若干名古屋弁があるようですが、これも愛嬌かと!!
中トリは会所寄席定番の「鴻池の犬」、今回早くから私が演じますと天神亭真ん紀。
その心意気どおり、小池百合子のつかみで入り、
安定した内容でお客さんをおおいに笑わせていました。
犬の話だけに、ワンダフルでした・・・・!!
「お仲入り〜」の掛け声で、しばしの休憩。
第2部は天満家一軒、得意の「ちりとてちん」。
会長の口上でハードルを一気に上げられているにもかかわらず、本人はいたって平常心(若干能天気?)。
追っかけのスーちゃんが、友達一杯連れて来るのにと、
こちらの方が不安がっていましたが、いつも以上の出来に一安心。
確かに今日の出来は最高でした。
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豆腐は腐っていましたが、こちらの方はまだまだ腐っていませんでした。
続いて泥棒ネタが好きな天神亭みょう雅、
息子がおまわりさんと言うことで、決して息子の前では練習できないと言いつつ、
泥棒ネタ「月に群雲」を得意の太極拳の動作をうまく取り入れ、ベテランの味を出していました。
先祖は石川五右衛門かな・・?
大トリは会長の天神亭酔千「うんつく酒」、
プロでもあまり演じられないネタを上手にさばき、これも多いに笑を取る。
芸名のごとく酒の話をさせたら右に出るものはいないと言うくらいお酒好き・・・・酔うほどに乗ってくる。
今回のお茶子は、天神亭蝶九が務めました。
出演者の皆さんお疲れ様でした。
スタッフの皆さんお手伝いありがとうございました。
会所の皆さんありがとうございました。
次回の発表会、お手伝いではなく高座に上がりましょう!!!
天神亭 神山