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第八回 古々粋亭天満天神寄席のご報告



長かった緊急事態宣言が9月末に全面解除された後の最初の日曜日。

天候も良く観光地には人出が戻りつつある10月3日に
奈良市の落語喫茶古々粋亭さんで八回目となる「古々粋亭天満天神寄席」を開催しました。

今回は3つの点で記憶に残る会になりました。

1点目は、緊急事態宣言が解除されたとは言え、
古々粋亭さんのご協力を得ながら出来る限りの感染予防対策(検温、消毒、換気等)を取っての開催となったこと。

2点目は、古々粋亭さんの開店五周年の記念の月に開催出来たこと。

3点目は、奈良県が推進する「奈良県みんなで楽しむ大芸術祭」の参加イベントに登録したことです。

イベントのホームページや公式ガイドブックに落語会の案内を掲載することが出来ました。
今回の来場者は22名でした。

出演者の知人友人に加え、会員のみょう雅さん、真ん紀さん、
県のイベント案内をご覧になって申し込まれた方が1名来られました。


最初は裕次郎の「浮世根問」。
根問モノですが、演じられる機会の少ない演目と思います。

まくらで「鶴亀蝋燭立て」の説明をしました。
これを知らないと落ちの意味が分からないので説明して良かったと思います。

次は、蝶九さんの「親子酒」。前回は「親子茶屋」でしたので親子ネタ続きでした。酔っ払いを陽気に演じられました。


中入り前は、芝楽さんの「木津の勘助」。笑福亭鶴光さんが講談を元に、
自らアレンジして落語化したものです。芝楽さんはオチを付けずに終わる演出をされました。


中入り後は、たし歌さんの「めざせ甲子園」。上方落語協会会長の笑福亭仁智さんの創作落語です。
仁智さんのホームページのネタ解説では「全国4000校以上がめざす憧れの甲子園。野球部監督と地元商店街の熱い思いは・・嗚呼すれ違う」と記載されています。

トリは岩塩さんの「抜け雀」。東京で演じられることが多い演目ですが、
米朝さんの演じたものがYouTubeにありました。

まくらで「駕籠かき」の解説があったので落ちの意味が初めて理解できた、との来場者の方の感想がありました。

ご来場の方の感想は、

「演者自身が楽しそうにやっているので観る方も楽しかった」
「今は秋ですが、全くアキの来ない寄席でした」

など、暖かくもユーモア溢れる言葉を多数頂きました。

また、寄席の運営に関して苦言を呈して頂いた方もありました。
大変ありがたいことで、今後の運営に活かしたいと思います。

古々粋亭の店主の井上様からも感謝の言葉を頂きました。
今後も年2回程度の頻度で開催したいと思います。

八軒家裕次郎 記


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