第13回 「古々粋亭天満天神寄席」報告
2024年5月12日(日)に、奈良市の「落語喫茶古々粋亭」さんで第13回『古々粋亭天満天神寄席』を開催しました。
雨模様の中、また「母の日」にも係わらず、
出演者の知人の方(16名)に加え、
会員5名(つき日さん、みょう雅さん、真ん紀さん、小笑さん、玉美さん)も応援に来て頂き、
受付のお手伝いと客席から声援を送って頂きました。
今回は出演者が男性4名でしたので、女性会員5名の応援で会場が華やかになりました。
紅梅亭 梅紅 『つる』
落語の前に得意の「工作芸」で客席から喝采を得ました。
その勢いのまま「つる」に入り、思いもよらない絶句も笑いに変えた熱延でした。
八軒家 裕次郎 『鷺取り』
「つる」の次は「鷺」と鳥の噺が続きました。
特殊詐欺の被害が後を絶ちませんが、この噺も、言わば「鷺」を「詐欺」で捕まえ様とする噺とも言えます。
天神亭 岩塩 『子は鎹』
代表的な人情噺です。「鎹(かすがい)」や「玄能(げんのう)」と言う言葉もだんだん通じなくなってきています。
天満家 芝楽 『京の茶漬け』
「いけずな京都」文化は、とうとう「裏がある京都人のいけずステッカー」を生み出しまた。
この噺も正に「いけずな京都」を現した噺と言えます。
芝楽さんは、わざわざ京都まで行ってこのステッカーを購入し今回、枕で紹介しました。
そのため地味なこの噺が大爆笑ネタになりました。
古々粋亭さんは2016年10月に開業されました。当会は2017年10月に第1回目の寄席を開催しました。
以降、コロナ感染症や台風の影響による中止がありましたが、無事13回目を終えることができました。
次回は今秋10月13日(日)に開催する予定です。
以上(八軒家裕次郎)