素人寄席天満天神の会

 会の紹介      活動予定     活動内容

  トピックス    関連リンク先  天満天神の会ブログ

第9回ワッハ上方天満天神寄席のご報告


2022年9月24日(土)、ワッハ上方で第9回『ワッハ上方天満神寄席』を開催しました。

台風一過の好天の元、14名のご来場を頂きました。会員の参加者は、賢之輔、つき日、裕次郎の3名でした。

今回もワッハ上方のYouTubeチャネルで、全高座が公開されました。高座名で検索してもご覧頂けます。
また今回は、当会がボランティア団体登録をしている寝屋川市社会福祉協議会の方が当会の活動を広報するため高座を録画されました。

ありがたいことです。プロの寄席でもめったにないことだと思います。

天神亭 縁花 『向う付け』
 仁鶴さんの十八番のネタでした。仁鶴さんは初代春団治のレコードを聞いて落語に興味を持ったそうです。
無筆物は「平の陰」「平林」「刀屋丁稚」「代書」などがあり、また「くやみ」と言う似た噺もあります。

天神亭 岩塩 『EBI』
仁鶴さんの筆頭弟子で、上方落語協会会長の笑福亭仁智さんの創作落語です。
「エビ一族」対「カニ一族」の対決というファンタジー色の強い噺で会場を沸かせました。

紅梅亭 玉美 『悋気の独楽』
 先代文枝の十八番のネタです。今でも文枝一門が良く掛けています。
「悋気」と言う言葉もそろそろ説明が必要な時代になりました。
この噺には二人の「お竹どん」が登場しますが、玉美さんは見事に演じました。
なお、名ビラの下の方が丸まっていて「紅梅亭玉」のように見えますが、改名された訳ではないのでご安心してください。

大川亭 飄々 『いかけや』
 初代から三代目の桂春団治のお家芸のネタです。
「いかけや(鋳掛屋)」は、「壊れた鍋、釜などの鋳物製品を溶接によって修理する業者」のことですが、
噺の中に出て来る「ふいご」と共に事前に説明が必要になりました。大人をからかう子供の面白さは今も昔も変りません。

天神亭 真ん紀 『幸助餅』
 上方落語には人情噺は少なく、現在演じられる演目は
「子は鎹」「しじみ売り」「藪入り」「南京屋政談(唐茄屋政談)」「柳田格之新」「鼠穴」等がありますが、
桂福団治師が東京から移植した噺も多い。
米朝師の「一文笛」も良くできた人情噺ですが、「幸助餅」も新しい人情噺です。
真ん紀さんの熱演に、来場された方の中には涙を流す方もおられました。


今回は、お茶子はつき日が担当しました。ご苦労様でした。

 

(八軒家裕次郎)

上方演芸資料館ワッハ上方
https://www.youtube.com/channel/UC9GVnlLg3n8z5Eqc45LJAhw/featured


 会の紹介      活動予定     活動内容

  トピックス    関連リンク先  天満天神の会ブログ

素人寄席天満天神の会