天王寺動物園寄席の報告 令和元年 5月26日(日)
恒例となった天王寺動物園寄席を5月26日(日)に開催いたしました。
5月と言うのに最高気温が30度を超える猛暑の中での開催となりました。そのため、急遽
開催場所を「多目的広場」から、雨天時に予定していた「デッキ下イベント広場」へ変更。
ここなら、直射日光を浴びませんし、風通しも良いので、お客様にとっても、また演者に
とっても大変助かりました。
まずは 今回の責任者である、つき日さんからご挨拶を行い開演です。
今回は皆さんの演目に、全て動物が登場するという、動物園寄席に相応しいプログラムとなりました。
1番手は梅紅さんの「道具屋」。出てくる動物は「鯉」。
「鯉の滝登り」の掛け軸が出てきます。出番の直前までネタ繰りをすると言う真面目な性格の梅紅さん。
緊張の中、無事最後まで演じきりました。
丁度、上手側がトイレであり、正に道具屋と同じ場所でした。
続いては美笑の「動物園」。出てくる動物は「虎」。ま〜、皮ですけど。
今日も舞台が壊れないか心配になるくらいの大熱演。子供さん達に大受けでした。
休憩を挟んで後半は、まず蝶九さんの「鉄砲勇助」。出てくる動物は「猪」と「牛」。
出てくるとは言え、ウソかも知れませんが。「北海道は寒い!!」と言う場面では、少し
会場の温度も下がったような気がしました。
最後は、裕次郎の「狸の賽」。出てくる動物は「狸」と「狐」。普通、狐は出てきませんが
今回は特別ゲストとしてワンシーンだけ登場。オチが分かるように最初に「梅鉢の紋」と
「天神さん(菅原道真)」の絵を見せると言う工夫をしました。
今年も、延べ100名近くのお客様に動物が登場する落語をお届けすることができました。
小さなお子さんから年配の方まで、幅広い層の方にお聴き頂きますので、普段の会場とは
随分雰囲気が違いますが、終始、楽しい雰囲気で、無事、動物園寄席を終えることが出来ました。
以下、おまけの写真です。
*双子のようなお二人です。
*まるで「親分」と「若頭」!
八軒家裕次郎 記