第10回 古々粋亭天満天神寄席のご報告
昨年に続き「令和4年度『奈良県みんなで楽しむ大芸術祭』参加イベント」として2022年10月9日(日)に、
奈良市の「落語喫茶古々粋亭」さんで第10回『古々粋亭天満天神寄席』を開催しました。
雨模様の中、また三連休の中日にも係わらず、出演者の知人(16名)に加え、
一般予約の6名を加え22名のご来場いただきました。
会場は終始笑いに包まれ、出演者も充実感一杯の会となりました。ありがとうございました。演者と演目は次の通りです。
八軒家 裕次郎 『近日息子』
マクラで話した「自販機での商品の取り忘れ」は実話です。皆さん、気をつけましょう。
天神亭 蝶九 『持参金』
「持参金」と言う言葉も説明が必要な時代になりました。
天満家 芝楽 『一文笛』
お馴染みの米朝作の人情噺。何度聴いても良く出来た噺です。
大川亭 飄々 『いらち俥』
飄々さんは午前中に若草山へ登ったそうで、その後、この体力を使う噺をするとはお見事です。
天神亭 縁花 『幾代餅』
錦絵を見て恋煩いになる男は、現代ではアイドルに熱狂する男子になっているのかも知れません。
天神亭 岩塩 『宿屋仇』
繁昌亭入門講座でお稽古した45分掛かる噺を、うまく纏め終演時間を守ることが出来ました。
<会場風景>
お客様にはテーブルでドリンクを飲みながらお楽しみいただきました。
古々粋亭さんは2016年10月に始められ、当会は2017年10月に第1回目の寄席を開催しました。
以降、コロナ感染症や台風接近の影響による中止がありましたが、今回節目となる10回目を迎えることができました。
10回の公演で18名の演者により50席の高座を数えましたが、演目の重複がありませんでした。
これからも本公演を続けて行きたいと思っています。
全10回の演者演目表は次の通りです。