第六回ワッハ上方天満天神寄席のご報告 | 素人寄席【天満天神の会】

第7回ワッハ上方天満天神寄席のご報告

２０２２年５月２８日（土）、ワッハ上方で第７回『ワッハ上方天満神寄席』を開催しました。

ご来場数は演者の知人友人の皆様に加え、会員のつき日さんを含め６名でした。

いつもよりやや少なかったので、他の出演者や下座の真ん紀さん、玉美さん、文々さんも観客として楽しみました。

八軒家裕次郎　『鷺取り』
　この噺は「商売根問」から入りますが、「雀」や「鶯」を入れると長くなるので、
今回は「鷺」だけにしました。今回、唯一のハメモノの入る噺で賑やかに演じました。

天神亭美笑　『老婆の休日』（桂文珍　作）
久々に登場の美笑さんが桂文珍さんの創作落語を演じました。
この噺は最近の文珍さんの創作「デジタル難民」と同様に最近の世情を鋭く切り取り、
笑いの中にも記憶に残るくすぐりの数々が笑いを誘いました。

天神亭岩塩　『二人ぐせ』
　飄々さんが都合で出演を辞退されたため岩塩さんが代演しました。
この噺と同じ趣向で「四人ぐせ」と言う噺もありますが「四人ぐせ」は全て動作の「くせ」ですが、
この噺は言葉の「くせ」です。久々に高座に掛けたそうですが、ミスなく演じ切りました。

天神亭神山　『平林』
　昔は「字違い丁稚」とも言っていました。
下げ前のせりふが今日では使えないセリフのため、いくつの落ちが考案されました。
丁稚さんが出る噺も多く、「正月丁稚」「月並丁稚」「刀家丁稚」等があります。
神さんの演じる丁稚さんも可愛い中にも旦さんをやる込める強かさも感じます。

天満家真念　『井戸の茶碗』
　この噺は東京ネタです。「井戸茶碗」は「高麗茶碗」の中でも名品と呼ばれているそうです。
志ん生・志ん朝の高座が有名です。元々講談の噺を人情噺にしたそうで、
登場人物が皆良い人物ばかりで、後味の良い噺なので真念さんも楽しそうに演じていました。

下座の風景です。玉美さんは、つき日さんとのツーショット写真です。

ワッハ上方への出演者数もけいこ寄席を含めると１６名となりました。まだワッハの高座に上がっていない方も是非出演をお願いします。

（八軒家裕次郎）

ワッハ上方のYouTubeチャネルで、
今回を含め過去の高座（一部の高座は先方都合で撮影できず）を
ご覧頂けることになりましたのでお知らせします。